優しいおとな 桐野夏生

「OUT」「東京島」の桐野夏生、初の電子書籍化作品は近未来のダークなサバイバルを描く「優しいおとな」

大物作家が電子書籍化です。桐野夏生さんは、孤独を生き抜く作品が多いですが、この作品では‥。

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桐野夏生とは

1951年、石川県生まれの小説家です。30代に第2回サンリオロマンス賞に応募し佳作入選、「愛のゆくえ」で小説家デビューします。コミック原作や外国語訳なども多数手がける作家です。

新宿歌舞伎町を舞台にした女性探偵、村野ミロシリーズで独自の境地を開きます。心のダークな部分の描写や、ハードボイルドな作風を得意とし、1997年に「OUT」で日本推理作家協会賞を受賞し、2008年の「東京島」は映画化もされます。

「優しいおとな」あらすじ

福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街〈シブヤ〉の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」……彼の「優しいおとな」はどこにいるのか。桐野夏生が描く、希望なき世界のその先とは。

読売新聞に毎週連載されていた作品です。主人公イオンの成長を描き、ダークで過酷な状況を乗り越えていく姿を描いています。

桐野夏生さんの作品は、まだ電子書籍化されていない作品も多いですが、TV化された「OUT」や映画化された「東京島」なども、早く読んでみたいものです。

優しいおとな (中公文庫)/桐野夏生, スカイエマ