海外ではKindleはWhispernetというMVNOを展開しています。定期刊行物の配信に使っている模様。
コンテンツの自動更新、Kindle連載がはじまりました
先日始まりましたKindle連載。自動的にコンテンツを定期配信する仕組みです。
今のところ、出足は「いまひとつ」のようですが、どうやらAmazonにとってそれはあまり大きな問題ではなさそうです。
Amazon Whispernetとは
既にあったかもしれませんが、つい先日、Kindleで販売されている書籍に上図の文言に気づきました、そう「Amazon Whispernet」です。
これは、海外のAmazonが始めているMVNOで始めている通信サービスで、前述のような定期配信サービスと絡んで展開しているそうです。
そして、キャリアパートナーとして米Sprint Nextelの回線を利用してデータ転送を行っているそうです(現在ではAT/T)。そう、あのスプリントです。
>>ソフトバンク、1兆5709億円で米Sprint Nextelを買収、連結子会社化 – ITmedia Mobile
ソフトバンクがKindleを売る日
アメリカでAmazon Whispernetを提供していた通信キャリアを買収したのがソフトバンク。
そして、そのソフトバンクですが、現在NTTdocomoがiPhoneを販売開始し、競争力のある端末が欲しいとするならば、Amazon Whispernetを実装したKindleの販売もあり得なくもありません。
現在、通信料無料の電子書籍リーダーとして販売しているのは唯一BookLive!のLideoですが、ここにAmazonもぶつけない理由はありません。
3G回線でなくとも、ソフトバンクWi-Fiのモバイルポイントが無料ならば、都心部であれば十分に継続的な接続が可能で、インパクトがあります。Wi-Fiならば、ソフトバンク的にもそれほど回線を逼迫せずに済みます。
また現在、Kindle PaperWhite 3Gモデルではドコモの回線を使っていますので、ソフトバンクで売るならば端末は、Kindle Fire HDX
あたりかもしれません。
一方、懸念材料としては、ソフトバンクはビューンという雑誌・コミック配信サービスを展開しています。これとぶつかってしまうのではないか、というものです。
しかし、実はビューンはKindleが苦手としている雑誌が強いのです。つまり、補間関係を築ける可能性があり、多少のカニバリはあっても、端末投入のそのインパクトを優先させる、ということはあのソフトバンクであれば、ありそうと思えるから不思議です。
ソフトバンクがKindleを売る、それはもう遠くないと思います。
追記 10時12分 「Whispernetは3G版の機能」とのことです。ですので、すでにKindle PaperWhiteで実現しています。失礼いたしました。