入手困難な作品が紙本で手に入る!そんな夢のようなサービスを試してみました。
Jコミがベータサービスとして開始した、ウェブ漫画を一冊から単行本化するサービスです。
公式ブログにも書かれていますが、2013年11月11日現在のところ、作者を応援したい、手に入らないものが手に入れたい、という人に向けたサービスです。
>>★「Jコミで印刷できるってよ」のβテスト販売スタート!(11月30日まで) – (株)Jコミの中の人
今回のβテストが成功したならば、
1巻は出たものの、結局2巻が出なかった
そもそも1巻さえ出なかった
という作品群を、きっと紙の本として救済していくことが出来るようになるでしょう。ご期待下さい!
作者さんへの印税率は何と50%。また、入手困難な作品がこんなにも手軽に入手できることは、とても驚きに値します。
利用者の支援で、さらに広がる可能性を秘めたサービスだと思いました。
>>「Jコミで印刷できるってよ」対応作品|Jコミ|タイトル一覧
ベータ期間は11月いっぱいです。上記リンクが対応作品です。ぜひ、みなさんもお好きな作品を、手元に置いてみませんか。
さて、早速注文しました。注文した作品はこちら。Webでも勿論ふつうに読めます。
なんと5営業日で到着。はやっ!メール便で来ました。
ビニールに包まれていて雨対策は万全。明細などは無し。本のみ。
しっかりした作りです。
表面はこんな感じ。
断ち切りも上々。
ページ番号は内側にしっかりと。
うーん、すばらしい。
本棚に並べて背表紙が綺麗に並ぶのを満喫したい方(書籍によってはあるのかもしれませんが)。
細かな作りこみが気になってしまう方。端が切れてしまっているページも。
一般商業誌の紙質を期待してしまう方(右が商業誌)。
奥付や編集後記的なオマケを期待されている方。
はっきりとした主線やベタに漆黒を求めるなど商業誌品質を求める方。
現状では、いわゆるオンデマンド印刷の品質ですので、そこを問題とすることはふさわしくありませんね。
こういうものだと思って読めば、まったく問題ない品質。一方で、画像やサンプルなどで、この品質を最初から伝えてあれば、ネガティブに受け取る人は減らせると思いました。
漆黒などのベタの表現や、主線がカスれるあたりは、こういうものなのでしょうね。読む分にはまったく問題ないですけどね。
あと、ページ数が多い作品ですと、折り曲げ感がどうなるのかは気になりました。ちょっと固めの紙質という印象でしたので。
高いとも安いとも思いませんでした。貴重な作品が手に入る、という点ではもう少し高くても良いのでしょうけど、日数や品質を考えると妥当かと思います。
個人的には応援価格のほうを重視しますので、もう少し価格が高めで、料率はそのままで良いと思います。
あと、作者への応援という意味合いを考えますと、コピーやペラでもいいので、作者からのメッセージや一筆箋などがあると、とても嬉しく感じると思いました。
注文日 2013/11/04 15:54
到着日 2013/11/11 15:50(配送先:埼玉県)
7日で到着です。祝日をはさみましたので、実質5営業日で到着した計算です。すばらしい。多少のばらつきはあるでしょうから、表記としては7営業日以内、で今後も良いかと思います。
それよりは、何かのサイトのサポート窓口や、返品、といったことをしるした、明細はやっぱり欲しいなと思いました。安心感が違いますが、ただその工程を入れちゃうと値段が上がるのでしょうね。その旨書いておき、現実的にはメールでフォローとかですかね。
あとは、料金やサービスなど、本家ブログにもコメントされていますが、サポートにそれなりにコストがかかると思うので、そこをどうクリアするか、という課題もあるかとは思いました。
<コメント>1冊しか買えません。<回答>購入プログラムは改善予定ですが、実は2回に分けて購入した方がお安くなります。■送料 1冊180円・2~5冊525円・6~10冊680円
とはいえ、こういった素敵なサービスはみんながハッピーになると思います。
ありがとうございました。