BookLive!の第4期2014年の決算報告が発表されました。なんと売上5.6倍という驚異的な躍進です。
BookLiveの2014年決算発表
当方で未確認ながら、こちらではソースは官報となっています。それによりますと、BookLive!社の第4期の売上は前期に比べて5.6倍に増加していることがわかりました。
>>株式会社BookLive 決算公告|サイバーエージェント 研究会
株式会社BookLive
第4期決算公告(2014年3月期) 2014.07.02官報より
資本金43.07億円 資本剰余金49.48億円 利益剰余金-83.11億円
売上68.91億 営業損失26.76億 経常損失26.78億 当期純損失27.09億円
>>No.6324 Re: bookliveの決算公告 – 3658 – 株式 – textream
第3期(2012年4月1日〜2013年3月31日)の決算公告で、売上は約12.3億円、純損失は約40.8億円とのこと。
純損失も33%の減少です。絶対的な数字ももちろん重要ですが、会員数が100万人を達成するなど、電子書籍市場の成長トレンドに並走できていると言えることは重要ではないでしょうか。
BookLive!の施策
>>凸版印刷|2013年3月期 決算説明会資料 決算説明会質疑応答
こちらの公式発表時には、60万人だった会員が2014年には100万人を突破し、キャンペーンも好評のようです。
>>BookLive!、100万人突破で“毎日”総額100万円分クーポンプレゼントキャンペーン – ITmedia eBook USER
会員増加の施策を着実に進めてきたことが奏功しており、話題を提供するごとに、ソーシャルでも話題に登ることが増えてきました。
>>Twitter Analytics by Topsy. Search Hashtags, Sentiment & Trends
半額セールを連投するなど、利益率圧迫の懸念は心配されるものの、会員獲得というフェーズにおいて、やるべきことをしっかりやっているという評価と解釈して良いかと思います。
今後は、本棚連携の強化や、アプリの充実、決済やギフトなど機能の充実、そしてタイトル数の増強など、さらに進化を続けて欲しいですね。