Tポイントを運営しますCCCが、データの共同利用(了承したサービス以外へのデータ共有)をオプトアウト(使わせない設定)の受付を開始しました。
Tポイントでの購買などのデータの運用は、これまではTポイント側に委ねられていました。
しかし、今回の規約改訂で、その活用範囲を限定することが、ユーザー側でできるようになりました。
>>T会員規約改訂のお知らせ(2014年11月1日)|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
>>Tポイント、個人情報を「第三者提供」されたくない人のオプトアウト受付開始 -INTERNET Watch
すでに、受付は開始されています。規約の改訂は11月1日からだそうです。
さて、BookLive!がTポイント移行を発表し、Twitterなどではそのプライバシーの取り扱いについて不安視する声が散見しました。
「BookLive!、Tポイント移行するのか・・・」
「読んだ本のデータが他で使われるのか?」
「とにかくデータを出したくないんだよね。」
今回の改訂で、明確に分離するとしたことで、心配されていた方たちには朗報となったのではないでしょうか。
BookLive!が先月発表する以前から、電子書籍ストアのいくつかではすでにTポイント連携しているところがありました。
>>Tポイント導入に伴う変更について – 電子書籍ストア BookLive!
Yahoo!や電子貸本Renta!です。
>>Yahoo!ポイントがTポイントへ、T-IDがYahoo! JAPAN IDへ、7月1日に統一 -INTERNET Watch
>>「TSUTAYA.com×電子貸本Renta!」でTポイント還元を開始~電子書籍がTポイントでレンタル可能に~
楽天は、RポイントをサークルKサンクスなど実店舗に広げてきています。ポイントをめぐる争いは激しさを増してきています。そのなかで、ある程度スケールしようとするときにそれぞれの大手と組むのは正攻法といえます。
その進め方で、今回のようにしっかりとパーミション(了承)を取るような進め方であれば、おおいに歓迎すべき動きではないでしょうか。
今後も、プライバシーの取り扱いには留意していきたいですね。