講談社のティザーサイトがついにオープンしました。やはり雑誌の電子書籍化とのことですが、内容は何と・・・。
講談社は、2015年から22誌すべての雑誌を電子化すると発表しました。すでにティザーサイト(予告サイト)も、正式オープンしています。
>>講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信:朝日新聞デジタル
子供向け雑誌なども含め、いよいよ出版社の電子書籍化が加速しそうです。
集英社は昨年、少年ジャンプとともに、ジャンプルーキーズというインディーズ雑誌も創刊し、サプライズを見せてくれました。
少年ジャンプルーキー | 誰でもジャンプでデビューできる、マンガ投稿サービス
その集英社が1月5日に合わせてリリースしてきたのが、こちらです。
なんと、その月に発売されるコミックの第1話をまとめて収録した「少年ジャンプ新刊NEWS!」という無料本の発売です(無料なので発売というよりは配信ですが)。
しかも、今までは紙本よりは電子書籍の配信は少し遅れて出していた集英社。それを「すべて紙と同時配信」としてきました。
人気作品の電子書籍も、これですぐに読めますね!
2014年10月、DOWANGOとの共同持株会社として、KADOKAWADWANGOを設立しました。そして、インディーズと読み放題サービスを開始。すでに、電子書籍まわりのサービス拡充で先行しています。
>>BWインディーズ はじまる!! | 電子書籍ストア-BOOK☆WALKER
>>BW読み放題
i文庫というアプリと交流サイトである読書メーターを買収し、さらに加速する態勢です。
Kindle対抗へ──ドワンゴが「i文庫」「読書メーター」を買収した理由、川上会長に聞く (1/3) – ITmedia ニュース
2015年1月5日は、出版社による電子書籍直販バトルの幕開け、といっても良いのではないでしょうか。
ティザーサイトを立ち上げた講談社に、しっかりと打ち手を出してきた集英社はあっぱれです。
今後は、講談社も「少年ジャンプルーキーズ」のようなサプライズを出してくるのか、はたまた集英社が新たなサプライズを出してくるのか、KADOKAWAのマルチメディア戦略もさらに加速するのか。
今年は、出版社の直販バトルから目が離せなくなりそうです。