ネットで話題の新興SNS、Mastodon(マストドン)の解説本が早々にKindle出版で登場しました。
>>Amazon.co.jp: Mastodonとは: 脅威の分散型SNS eBook: 吉田喜彦: Kindleストア
Mastodon(マストドン)とは、新興のSNSです。
分散型SNSとも呼ばれ、SNSサーバーが連携できることが注目されています。
Mastodonは、その開発ストーリーもヒットの要因となっています。Eugen Rochkoさんというドイツ人学生が、1人でコードを起こしGitHubでオープンソースで開発を進めているのです。
その先進的な設計思想と、シリコンバレー発ではない1人のコードが世界を変える、といった夢のあふれる背景に、多くのエンジニアが飛びつきました。
本書はKindle本で出版されています。著者の吉田氏はフリーでマーケターをやられているかたです。
内容はスピード重視としながらも、Mastodonの概要を一通りおさえられる構成となっています。少なくとも2017年4月18日時点でのwikiよりは詳しいです。目次は以下のとおり。
第1章 Mastodonとは
第2章 Mastodonの基礎用語
第3章 Mastodonの使い方
第4章 Mastodonの今後とリスク
参考文献
とくに参考文献で多くのリンクが掲載されており、これを一通りチェックするだけでも、Mastodonについて詳しくなれそうです。ただ、内容の一部はネットでもわかる程度の情報にとどまっています。
Mastodonについてまとまった情報をすぐに知りたいという価値が、500円で高いかどうかという点で評価はわかれそうです。
ただ、数日で刊行したとしながらも、本文のみで約1万6千文字というボリュームには驚かされます。
Mastodonにはそれなりにリスクもあります。そのことを包み隠さず解説し、そのリスクを理解した上でMastodonを利用できます。
Mastodonには興味があるけれど、はじめる前にちょっと概要をつかみたい、というビジネスマンやエンジニアにおすすめです。
>>Amazon.co.jp: Mastodonとは: 脅威の分散型SNS eBook: 吉田喜彦: Kindleストア
Mastodonにはこれからも注目が集まりそうです。