本の流通

配本って難しいね

本の流通って難しいですね。ちょっと書店の在庫を調べる機会があったのですが、どうも全店舗に配本されるわけではないようで、なかなか難しいですね。

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本の流通

ある専門書の例

全国の書店は年々減ってはいるものの、2011年で15,061店舗あるそうです。

出典 http://www.1book.co.jp/001166.html

しかし、ある専門書の在庫を、紀伊國屋書店(在庫検索対応書店のみ)、日販系、丸善・ジュンク堂を調べたところ、在庫無し率は62.2%。

出典 http://www.kagua.biz/staff/kinokuniya-zaikoseacrh.html

在庫スペースをどう確保するか

まあ有名店でも、例えば駅構内にある小さな店舗やコミック専門店などでは、そもそも配本されないでしょう。また、「無し」となっているのは、そもそも配本されているのか、売り切れたのかまではわかりません。ですから、あくまで参考値ですが、とは言えいわゆる大型店でも無い、もしくは県によっては全く在庫なし、というケースも見られ、広く配本されているわけではないとは想像がつきます。

勿論、配本されたところで専門書などは見向きもされない、そんな地域もあるとは思うので、一概に均一に配本するのが良いは言えないでしょう。たいていは過去の実績や似ている書籍の動きなどを参考に配本されるのだとは思います。

ネット普及が進めば座席は1つしか無くなる?

しかし、書店にないという状況が続き、かつネットが普及しますと、こういう未来もあるわけです。

中に客がいない!!!どうも、地元の人に話を聞くと、韓国人はネット大好きなので、家電量販店はリアルの人間がいないようなのです。

http://getnews.jp/archives/261852

つまり、そもそも近所で見つけようとか、よしんば在庫検索をしよう、ということを想起せず、「Amazonだな」と真っ先に考えるようになる、とも。マーケティング的な考え方としては「席は1つしかない」と思います。 そうなると、Amazonに在庫が無いと、チャンスロスになる可能性が高まるわけです。

もちろん、出版社もある程度は在庫を確保しておかなくてはならないでしょうし、いくらAmazonとは言え在庫を余程の売れ筋でない限り、在庫スペースを潤沢に確保してくれるわけではないでしょう。

チャンスロスを減らすために出版社ができること

そうなってくると、マーケティング的に出版社で出来ることは、情報開示しか無いと思います。できる限り情報開示をして、あとは顧客に委ねるしかないと思います。

理想とすべき配本は、適所適数だとは思うんです。そうしたときに、大型書店であれば在庫のやりとりは出来るかもしれませんが、もっと進んでいいと思います。

また、電子化が進めば、本当に早く欲しい人は、電子化という選択肢も選べる。

顧客が選べる時代になって欲しとは思います。そう言えば、Amazon難民、って言葉があるんですね・・・。

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