電子書籍のタイムセール

電子書籍ストアのセールは人気投票である

電子書籍ストアの競争が激しくなっています。セール情報はもう当たり前で、タイムセールも定番化しそうな雰囲気です。

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電子書籍のタイムセール

ストア間競争の激化

昨日、BookLive!がタイムセールを行いました。まずは6種類の書籍を投入、おそらく今後様子を見て増やしてきたり、違ったパターンを試したり、いろいろと仕掛けてくるのでしょう。

電子書籍のタイムセールは、私が知るかぎり、漫画全巻ドットコムが最初ではないでしょうか。トップページでカウントダウンしていますので、とっても目立ちます。人気書籍などはすぐになくなりますし、そうでない書籍は結構長く在庫がはけません。それを見るだけでも楽しかったりします(作者様には申し訳ないですが)。

セール自体は競争で疲弊し、長い目で見ればストアの体力を奪うので、業界全体としては望ましくないかもしれません。一方ユーザーはやはり安いにこしたことはない、という人が多数派だと思われます。タイムラインを見ても、BookLive!のタイムセールもある程度は反響があったようです。
 

セールの先にあるもの

セールはある意味ディフェンスなので、他がやる以上、やらなくてはいけないものなのかもしれません。

しかし、私たちはそれだけを求めるわけではありません。イノベーションやサポート、ラインナップの充実、総合的にストアと付き合いたいと考えているはずです。私たちは貪欲です。

そういう点で、オフェンスも忘れて欲しくはありません。そのリソースもしっかり残しておいて欲しい。

そして、競争で体力が疲弊し、ストアが無くなる=買った本がクラウドから落とせなくなる、という最悪の自体だけは避けて欲しいと切に願います。最悪データを他ストアに移行できる算段は残して、もしくはデッドラインを把握した上で、競争して欲しい。

電子書籍はあのKindleでさえ、そのリスクがゼロではありません。Kindle端末やアプリがなければ電子書籍は読めなくなるわけですから。
 

セールの先に期待したいもの

もちろん、セールは購入のハードルを下げます。また、前述のように新たな話題も生まれ、悪いことばかりではありません。セールが定着すれば、今まで活字離れしてた人ももしかしたら、また本を読もうと思ってくれるかもしれません。

ですから、個人的に期待しますのは、[hide]気になってたけど買わなかったもの、例えばウィッシュリストにたくさん入れられたもの、名著だけど話題になっていないもの、立ち読みができないものなど、気になるけど買うのが躊躇されるものを八割くらいセールして、残りの二割は人気作をやって欲しい、そんなふうに思うわけです。

ログを取れば、買われたもので、その後通常価格の書籍の販売に影響を与えたもの、傾向がわかるはず。それらをしっかりノウハウにして利益を出して、とにかくストア継続のために役立てて欲しいです。

電子書籍ストア無しに、僕らの電子書籍文化は成り立たないのですから。[/hide]