国内では、Kindleがいつ来るのかどうか、というツイートが絶えませんが、出版業界の皆さんは、Kindle上陸後の次の話を考える必要があります。すでに、Kindleでは本のレンタルが普及し、かつ、コンテンツの作り方にまで影響が出ている、とのことです。
自主出版を含めるなら10万タイトルを目指せ
http://news.livedoor.com/article/detail/6327819/
国内では、koboが蔵書点数を水増ししているとかしてないとか話題になっています。内訳として、パブーとの連携による自主出版が含まれた冊数が数千冊あるとのこと。
しかし、アメリカを見て下さい。Amazonの自主出版KDPからは、すでに累計10万タイトルを超えるんですよ。
自主出版を含めるならば、ここまで目指しましょうよ。
ブックレンタルも好調で、制作手法にも影響が
http://blogos.com/article/46092/
アメリカのAmazonプライムでは、月1冊まで無料で電子ブックがレンタル出来る、というもの。返却すると翌月また借りられるというもので、どんどんレンタルするほうが効率が良くなります。また、huluなどでも見られるように、見放題・読み放題という流れが定着しつつあるそうです。ネットが定額制になった流れに何かにていますね。
そして、コンテンツも毎月読みたくなるような、短期間での発刊など、いろいろと実験的な試みがなされているようです。
自主出版システムでもたらされる影響を無視できない
印刷本は消えない、と言われる方で、大御所作家が不在を引き合いに出す方もいらっしゃいます。しかし、圧倒的物量が増せば、その中に価値を見出す人もいるかもしれません。
かつて著作物の二次利用が制限される中で、ニコニコはユーザー自身がコンテンツを流通させ、独自の市場を作り上げました。大物不在で内製でも市場が作れる、と示してくれました。ロングテールを軽く見てはいけません。
大手出版社の皆さん、また大御所作家の皆さん、ホームランを打つなら早い方がいいです。試合の流れが出来て、その勢いで差を付けられる前に。