ブラウザビューワーBinB

BookLive!がブラウザビューワーに対応、対応率を出してみた

7月1日、BookLive!がブラウザビューワーに対応しました。よりカジュアルに電子書籍を読める環境整備が進んだと言えるでしょう。

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BookLive!ブラウザビューワー

ブラウザビューワーとは

今回、BookLive!が実装しましたブラウザビューワーは、ボイジャー社が2011年12月に発表しましたBinBという技術です。HTML5に対応したブラウザ上で電子書籍が読める仕組みです。

EPUB3表示を基本とし、すでに普及しています.bookやPDFなども閲覧可能であり、XMDFも対応可能とのこと。

EPUB3に対応しており、十分な品質で日本語を縦書き表示で閲覧できます。すでに大量に保持しているドットブック(.book)でも、PDFでも、BinBは問題なく表示いたします。XMDFに対しては、総務省が呼びかけ電書協(日本電子書籍出版社協会)が主催した「電子書籍交換フォーマット標準化プロジェクト」の成果を利用して、BinBでの表示が可能になります。
出典:http://www.dreamnews.jp/press/0000042632/

国内では、EPUBを基本フォーマットとして採用しているYahoo!ブックストアで実装がされています。

2011年11月のこちらの記事によりますと、巻数約3万4000点、タイトル数1万5888点となっています。現在、Yahoo!ブックストアのTOPページを見てみますと、62,538冊となっていますので、おそらくはその割合からしますと約3万タイトルではないかと予想されます。
出典:http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1111/03/news013_2.html
 

BookLive!のBinB対応率

BookLive!ブラウザビューワー対応率
※2013年7月2日BookLive!

計測方法としては、BookLive!のサイトの各カテゴリーに登録数が表示されていますので、そこから、タイトル数としての、ブラウザビューワー対応率を算出してみました。
カテゴリーからブラウザビューワ対応数を調べた

印象としては、写真集がほぼ全て対応し、コミックもすでに半数以上の対応を終え、あとは、文芸と雑誌といった感じです。

文芸など一般書籍はXMDF形式が多いことからこのような現状になっていると思われますが、前述しましたように、対応できなくは無いですので、おそらくは時間が解決してくれるでしょう。

現在、タイトル数こそ16817タイトルが対応済みとなっており、Yahoo!ブックストアのタイトル数からすれば、すぐに増えていくと思われます。
 

今後はXMDFとSpinMedia形式の対応に期待

課題としては、BookLive!で雑誌などで利用されているSpinMedia形式の電子書籍でしょうか。

SpinMedia形式は、YAPPA社が開発した電子書籍フォーマットです。滑らかでシームレスな拡大などが特徴で、BookLive!では主に雑誌で使われています。しかし、前述のように、BinBではSpinMedia形式への対応は発表されていません。

しかし、雑誌のファイル形式を、他ストアを見てみますとGALAPAGOS STOREでは、XMDF、.book、EPUBでの提供がなされています。また、BinBを提供しているボイジャー運営のBinB store でも既に雑誌は配信しています。
http://binb-store.com/

ですから、最悪SpinMedia形式がブラウザビューワーに対応できなくとも、提供されるファイル形式が変わることで対応は期待できそうです。このあたりはBookLive!の今後の動向に要注目ですね。

いずれにしましても、国内最大級のタイトル数を持つBookLive!がブラウザビューワーを導入してきたことで、電子書籍をよりカジュアルに読む環境がまた1つ広がったと言えるでしょう。
 
追記 2013/07/02 11:37 集計方法について補足を追加しました。